こんにちは!ラ・バレーナの菊池です。
みなさん、パスタの茹で時間ってどうやって決めてますか?
え?袋に書いてある茹で時間に決まってるじゃない。という声が聞こえてきそうですが、今日はもう一歩踏み込んだお話をします。
パスタの袋には、ほぼ必ず書いてありますよね。標準茹で時間8分とか、少し太めのパスタだと10分とか。
お店で使ってるパスタにも、もちろん書いてあります。
ですが、ラ・バレーナでは、この時間通りに茹でません!そもそも、パスタを茹でるのにキッチンタイマーは基本使わないんです。
じゃあ、どうやって?
パスタを持ち上げた時の麺のしなり具合を目で「見て」、仕上がり近くなってきたら、一本「食べて」固さを見ます。
なんで、わざわざこういうことをするのかというと、、、
それはパスタが工業製品ではなく、農産物だからです。
同じメーカーの同じパスタ、ぱっと見は同じように見えても、小麦の収穫された年の違いによって味わいは微妙に変わってきます。それに伴い、茹で時間も微妙に変わってくるんです。
でも袋の茹で時間は、いつも一緒です。
だから、その茹で時間を盲目的に信じるのではなく、自分の五感を使って、ベストなタイミングを見つけています。
その他の料理にも言えることですが、レシピ通りに作っているだけだと、なかなか料理はうまくなりません。
キッチンタイマーを使うのもいいですがあくまで補助的に。自分の五感をフル活用して料理をすると、今まで見えなかった楽しさ、発見がありますよ!