バレーナがおすすめする“香る一滴”

コロンナ社レモン入りエキストラバージンオリーブオイル

イタリア料理に欠かせないものといえば、オリーブオイル。バレーナのキッチンでも、毎日のように使われる大切な存在です。サラダやパスタ、魚介、肉、そしてパンに至るまで、料理を仕上げる最後の“ひとしずく”は味を大きく左右します。

数あるオリーブオイルの中で、バレーナが特におすすめしたいのが、イタリア・モリーゼ州にある名門コロンナ社の「レモン入りエキストラバージンオリーブオイル(Granverde)」です。今回は、この特別なオイルの魅力をお伝えします。

 

コロンナ社とは?

コロンナ社は、イタリア中部モリーゼ州に広大なオリーブ畑を持つ老舗生産者。古くから高品質なエキストラバージンオリーブオイルを作り続け、イタリア国内だけでなく世界中のシェフから信頼を得ています。彼らの特徴は「徹底した自然への敬意」。化学的な処理に頼らず、土地と気候が育む恵みをそのままボトルに閉じ込めています。

 

レモンとオリーブの出会い

「レモン入りオリーブオイル」というと、レモン果汁をブレンドした商品を想像される方も多いかもしれません。けれどコロンナのGranverdeは違います。

収穫したてのオリーブと、新鮮な有機栽培のレモンを一緒に石臼で搾油するのです。オリーブとレモンが同時に圧搾されることで、香りやエッセンスがオイル全体に自然に移り、人工的な香料では絶対に出せない、フレッシュで華やかな風味が生まれます。

 

香りの特徴

ボトルを開けた瞬間に広がるのは、爽やかなレモンの香り。けれど決して強すぎず、あくまでオリーブの果実味と寄り添うように香ります。口に含むと、フレッシュな酸味とやわらかい苦みが絶妙に重なり、後味には清々しい余韻が残ります。この“香る一滴”は、料理にひとつまみの魔法をかけてくれるような存在です。

 

バレーナでの使い方

バレーナでは、このオイルをさまざまな料理に取り入れています。カルパッチョ:新鮮な白身魚に少量かけるだけで、レモンの爽やかさが加わり、塩と胡椒だけで極上の味わいに。グリル野菜:焼き上げたズッキーニやパプリカにひとまわし。野菜の甘みがより鮮やかになります。スープ仕上げ:ミネストローネや冷製スープの仕上げに垂らすと、香りが立ち、食欲をそそります。魚料理:焼き魚やソテーの仕上げに。特に鯛やスズキなどの白身魚と相性抜群です。パンのお供に:シンプルにバゲットに垂らせば、それだけで立派な前菜に。

 

なぜおすすめするのか

コロンナのレモン入りオリーブオイルは、ただ「風味がいい」だけではありません。

イタリア料理の基本は、素材の力を引き出すこと。余計なものを足さずに、自然の香りと味わいで料理を完成させる。その考え方を象徴する調味料が、このオイルだと私たちは考えています。

酸味を足したいけれど、レモン果汁では水分が強すぎる…そんなときにも、このオイルがあれば、余計な水っぽさを出さずにレモンの爽やかさを料理にまとわせることができるのです。

 

 

日常にも取り入れやすい一品

特別な日の料理にはもちろんですが、このオイルは普段の食卓にもぴったり。冷蔵庫にレモンがなくても、これ一本で料理に爽やかさを添えられます。サラダに、スープに、さらには和食の焼き魚や冷ややっこにかけてもよく合います。バレーナのお客様の中には、実際にお店で味わった後にご自宅用に購入される方も少なくありません。キッチンに一本常備しておけば、毎日の料理が少し楽しく、少し贅沢になります。

 

まとめ

コロンナ社のレモン入りエキストラバージンオリーブオイルは、自然の恵みをそのまま閉じ込めた“香る一滴”。爽やかで上品な香りは、どんな料理も軽やかに仕上げてくれます。

バレーナがこのオイルをおすすめするのは、

私たちが大切にしている「素材を活かす」という考え方にぴったり重なるから。シンプルなのに特別感がある

そんな魔法のようなオイルを、ぜひ一度体験していただければと思います。

最近の記事

エミリア・ロマーニャの土着品種”アルバーナ”

北海道からの食材 “一冬越しのメークイン”

バレーナが愛する調味料 ― ホワイトバルサミコ酢の魅力

老舗とんかつ屋の息子が語るとんかつ愛 ― パン粉編

バレーナが“生きているパスタ”ファッブリをおすすめする理由 

パレルモで出会った宝物、バレーナの“守り神”トリナクリア。